2012年2月23日木曜日

「大谷探検隊とその時代」 白須浄眞 勉誠出版 2002年

白須は本書で「忘れられた大谷探検隊」という言葉を使っている。なぜ忘れられたのか。探検の時期は日露戦争の時期と重なっている。また探検隊派遣などで本願寺の財政が逼迫し当事者には忘れたい事情もあった。
然し純粋な探検活動も、当人たちの意思とは別にグレートゲームの罠にからめとられていたのかもしれない。
ちなみに著者は当時の日本外務省外交記録などから、むしろ積極的な
関与などを発掘しつうある。(→「大谷探検隊と国際政治社会」)
なお高校世界史の教科書に大谷探検隊の項目を加えたのは著者である。

1 件のコメント:

  1. さっそくにブログでの情報を教えてくださり
    ありがとうございます。
    かずりんさんと私は読書傾向が全く違うので、
    ご紹介くださる書籍、いつもとても新鮮です。
    このブログ、ブックマークにも入れておきました。
    また訪問します。
    ブログスタートのお祝いもかねて、ちょいとカキコミ♪

    返信削除